妊娠可能な年齢は
先日、東尾理子さんが41歳で3人目を妊娠されたという
発表のニュースは、妊活中の同じ年代の方たちに
衝撃を与えたことと思います。
東尾さんのブログ
(https://ameblo.jp/riko-higashio/entry-12326763795.html)
で「妊娠適齢期」と題して、妊娠には適齢期があるとお話をしています。
東洋医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」で、
黄帝は岐伯に、
「年をとると、子供ができなくなるのは自然の定めなのか」
と問いました。
岐伯は、女性は7歳を1紀とし、
7歳で腎気が活発化
14歳で腎気が成熟し月経がはじまり、妊娠可能となる
21歳で腎気が体の隅々まで行き渡る
28歳で身体が最も成熟した時期(妊娠適齢期)
35歳で腎気が衰え始める
42歳でさらに衰え
49歳で月経が止まり妊娠することができなくなる
と言っています。
男性の場合は8歳を1紀とし、
56歳で生殖能力が衰え
64歳で生殖能力は失われる
と考えています。
腎気は生まれつき他の方よりも多い方もいるため
49歳(男性は64歳)以降でも妊娠は可能であると考えられるが、
子宝を望むのであれば早ければ早い方が良いのは
当然のことです。
腎気が生まれつき弱い方、生活習慣によって
腎気が早く衰えている方は、
妊娠適齢期はもっと早い時期であり
妊娠限界時期ももっと若い年齢になります。
東洋医学では、腎気の衰えを養生することで
補うことができると考えています。
腎気を補い、腎気を衰えさせている生活習慣を改め
自分に合った養生をしていくためには、
東洋医学の知識を利用することが最も効果的です。
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