« 陰陽五行・・陰陽 | トップページ | 五行学説・・(相生・相剋) »

2017年2月 9日 (木)

五行学説

前回は、陰陽学説のお話で、
すべてのもの事象に陰陽の対立し依存しあう関係のものが
存在するということでした。

今回はもう一つの中医学哲学「五行学説」です。
これは、自然界に存在す基本の要素を、その性質によって
「木・火・土・金・水」
にわけて、この5種類の物質が互いに関係を持ち、
バランスをとって存在しているという考えです。

それぞれの特徴をご紹介します。

①木の特徴:育つ、昇る、発散する
植物の木のイメージ通りで、枝や幹のように自由に、上へ外へと
広がっていく性質のものやそのような働きは「木」に属します。


②火:暖かい、上昇する、明るい
火が燃え上がる、炎上するという言葉通り、
火は暖かく上へ上がる性質があるので、
そのようなものは「火」に属します。

③土:受け入れる、養い育てる、分解して変化させる
土には、種をまいて農作物を収穫する作用があり、
「万物はみな土より出ずる」
という言葉があるように
受け入れ、育て、分解する特徴があり
そのような性質や作用のものは「土」に属します。

④金:冷たい、硬い、清潔
金は、金属のイメージで、硬く、汚れにくく、重厚感があります。
また、金属は変化する性質によって、新たな形へ変わります。
そのような性質や特徴を持つものは「金」に属します。

⑤水:湿らせる、潤す、冷ます
水は、重力によって、上から下へ向かいます。
物を湿らせたり、潤したり、熱を冷ましたり、火を消すこともできます。
こうした作用や物事は「水」に属します。

五行と、五臓、からだの部位、感情、季節、色などと分けた表を
五行色体表と呼び、漢方を学ぶ上で基本的な関係表となります。

Book1

次に、五行にはそれぞれ関係性があります。

次回は、五行の「相生・相克」について
をご紹介します。

« 陰陽五行・・陰陽 | トップページ | 五行学説・・(相生・相剋) »

漢方中医学(基礎)」カテゴリの記事