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2017年1月20日 (金)

気血水・・・血・水(津液)

前回は、気の働きについてご紹介いたしました。

今回は、気と同様にからだに必要な基本的物質である「血」「水」
についてお話いたします。

気は、目に見えないエネルギーであり、主にからだの臓腑や
組織の働きを助けるエネルギーと言われ「陽」に属します。

血・水(津液)・精は、全身に栄養や潤いを与える物質で
「陰」に属します。

このように陰に属する「血」の働きは

①からだを潤し養う
 血は全身を巡ってあらゆる場所に栄養と潤いを与え
 良い状態を保ちます。

②精神活動を調整
 血は思考・判断・感情などをの活動を調整する栄養源でもあります。
 血が充実することで精神が安定していきます。


血液と「血」の違い、

漢方診断で血虚(けっきょ)という言葉があります。
これは文字通り「血」が虚(不足)している状態を指しますが

貧血とはイコールではありません。

血液は、気・血・水(津液)を含んでいることであり、
貧血は、漢方では「気血両虚(きけつりょうきょ)」
と表現されます。

当然、血が不足すれば、気も不足するので
気血両虚となるのですが、
貧血と血虚とは、意味合いが異なります。


同じ陰に属する水(津液)とは
全身に必要な水分のことで、具体的に
消化液・唾液・涙・鼻水・汗など体内や体外に排泄される
液体のことで、さらさらしているものを「津」
粘りがあるものを「液」と分けています。

働きとしては、その物質の働きそのもので、
体表面を潤したり、粘膜を保護したりして
からだを潤し、活動を滑らかにします。

血と津液は互いに変化しあっているため、
津液が不足すると血も不足するのですが、

先ほど説明した、
血虚は、「血」が不足した状態であり
「血・津液」が両方不足している状態を

属しているところから「陰虚(いんきょ)」
と呼び、血虚と区別しています。

気・血・津液はお互いに結びつきがあり、

気は、飲食から得られる栄養を主な原料として「血」「津液」
を作る働きがあり。
作られた「血」「津液」は「気」とつながることで、
全身を巡ることができるのです。

これらのことから、漢方中医学では気血水のバランスの乱れを
診断することで、治療する方法があり、
その診断方法を、「気血水弁証」と呼んでいます。

次回は、五臓についてお話いたします。

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