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2015年4月 6日 (月)

漢方薬の選び方

先日4月5日(日)は多摩中医薬研究会の勉強会定例会でした。

講師は2月と同じ 何 暁霞(ふう しょうさ)先生です。
内容は前回の健忘対策処方として使用される「帰脾湯」の
臨床応用についてです。

講義の臨床内容についてはお話しできませんが、
中医学の最大の特徴である弁証論治(べんしょうろんち)についてご紹介いたします。

弁証論治は、「弁証」と呼ばれる診察・診断を基に「論治」と呼ばれる治療方針
を合わせた言葉で、中医学の基礎的な考え方です。

「弁証」は、
 四診と呼ばれる
 望診・聞診・問診・切診からなり、その中でも問診が重要で
 悩みの自覚症状の聴取、これまでの経過、体質変化、生活習慣など
 様々な情報の収集が必要となります。
 
 得られた情報から、
 八綱弁証・気血弁証・臓腑弁証・病邪弁証・外感熱病弁証といった
 具体的な病状の決定が行われます。

「論治」は
 弁証の結果に基づいて適切な治療方針・処方を決定いたします。
 
そして、処方した薬による変化を再び問診し、更に弁証論治を行います。

この弁証論治の考え方の治療では、
「同病異治」「異病同治」がつきもので、
同病異治とは、同じ病名でも治療方針が異なること
異病同治とは、違う疾患に対して同様の治療を施すこと

つまりは、個々に合わせた治療を施すことが中医学の特徴と言えるのです。

講義では、同じ処方を用いて、
弁証論治により
アトピー性皮膚炎、婦人病、痛みなどが改善された例を紹介していただきました。

最近は、漢方特集の雑誌等やネットの普及により○○病には
△△湯や□□散が効くといったものを見かけます。
間違いとは言いませんが、漢方薬もお薬です。
体質や弁証に合っていない漢方薬を服用しても良い結果に結びつきません。
漢方薬でしっかり改善したいとお考えの方は、じっくり問診していただける
中医薬研究会の会員店でのご相談をお薦めいたします。

お近くの研究会会員店はコチラから↓↓↓
http://tamachuiyaku.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-4636.html

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