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2015年2月 2日 (月)

勉強会報告「健忘」

みなさんこんにちは、
今年最初の漢方勉強は「健忘」をテーマに始まりました。

日本は現在、超高齢化社会であり、中高年・高齢者の健康を支えることが大切であると言う認識のもと、多くのお悩みの方の手助けとなるよう勉強に励んでまいりました。

講師には、何 暁霞(ふう しょうさ)先生です。

もの忘れ・ど忘れは加齢とともに増える傾向にはありますが、
若年層でも疲労やストレスにより起こりやすくなります。

中医学では、健忘 もの忘れは、脳の血液不足が関係していると考えます。
ストレスや脳の疲れによって五臓の「心」と「脾」に影響が現れます。

胃腸の働きが悪くなることで、「気血」の生成が不足して全身に巡らせる「血」
が不足し、脳まで十分にまわらずに、健忘を起こしてしまうのです。
このような状態を「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」といいます。

その状態を改善する代表処方として
「帰脾湯(きひとう)」が主に使われてきました。

「帰脾湯」は、南宋時代(1127年-1279年)の中医学の書物には記載されています。
また、「厳氏済生方」でも「健忘」についてとその処方が記載されています。

「帰脾湯」が健忘に対して直接的に対処するという考えではなく、
健忘を引き起こす原因を対処していきます。

心脾の働きの低下だけが、健忘の原因ではありませんので、
一人ひとりの体質や生活習慣を十分に把握してもらい、
自分に合った対策を相談薬局にてご提案いただくことをお薦めいたします。

お近くの漢方専門相談薬局の検索は、
コチラから↓↓
http://tamachuiyaku.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-4636.html

(みなみ野漢方薬局 松田哲男)

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